『まぼろしの市街戦』について追記

ただ面白いだけではなく「素晴らしい」映画というのは、「映画とは何だろうか」「映画には何ができるのだろうか」ということに新たな視野を示してくれる作品を言うのではないかと思う。『まぼろしの市街戦』は僕にとってそういう作品だったし、例えばゴダールを好きな人にとってたぶんゴダールの映画はそんな存在なのじゃないかと想像する。

と、『エドウィン・マルハウス』についても似たようなことを書いた気がする。今年は『エドウィン・マルハウス』と『まぼろしの市街戦』、どちらも大好きな小説と映画が復刻されて嬉しい。