サイト紹介:Cafe OPAL: Reviews

新作映画評。京都にある喫茶店のサイトの参加型サブコンテンツのようだけれど、実質的には独り舞台の映画評の発表の場になっている。例えばm@stervision(http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/)が更新されないときなど、その他に新作をフォローしていて面白い映画評サイトがないかなあと探してしまうかたにお薦め。

一見"Hanako"などの女性雑誌風の軽い文体だけれど、批評の切り口、参照される先行作品の題名などは的確で参考になる。

ホワイト・オランダー』(http://www.cafeopal.com/reviews/03/mar/reviews030307.html)みたいな、興味を惹かれる人の少なそうな映画をこれだけ面白おかしく紹介できるところも尊敬に値する(皮肉でなく)。『たそがれ清兵衛』評(http://www.cafeopal.com/reviews/02/nov/reviews021118.html#021123)の、「左翼・山田監督にとって、「暴力による戦い」は徹底的に無意味でなければならないのであった。」なんて表現も小気味良い。

今年の4月に入ってから更新されないので少し心配していたら、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(http://www.cafeopal.com/reviews/03/apr/reviews030418.html)のレビューが上がっていてひと安心。(確かにチャールトン・ヘストンスケープゴートにするのはマリリン・マンソンスケープゴートにするのとたいして変わらないような気もする)