『サロン・ドット・コム』補足

TUD's Diaryの「追追記」(http://www.din.or.jp/~tud/diary/2003/05.html#18)。

ついでに書いておくと、私が「どうして名前がないんだろう」と思ったのは、パトリシア・ハイスミスジョナサン・キャロルなんですよね。

パトリシア・ハイスミスはたぶんもっとも有名な『太陽がいっぱい』(『リプリー』)が1955年の作品なので、「主要作品が1960年代以降に刊行されている」(編者ローラ・ミラーの前書き)作家という条件から外れたのかもしれません。『狙った獣』が1950年代のマーガレット・ミラーも同様。そうでなければリストアップされていたのかどうかは怪しいけれど。(少なくとも、日本版で追加されているサリンジャーナボコフが原書で採られていないのはその時代的な制約のはず)