『サロン・ドット・コム』とミステリ作家

ミステリ系の作家が取り上げられていない、という話題の続報。

日本版で落とされた作家もいるのかもしれない(http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20030612#p3)という話を受けて、TUD's Diaryの追記によると(http://www.din.or.jp/~tud/diary/2003/05.html#18)、『サロン・ドット・コム』原書にはカール・ハイアセンP.D.ジェイムズの項目があったらしい。僕もAmazon.comの画像を覗いてみたら、ジョン・ル・カレエルモア・レナードの名前が見えた。監訳者(柴田元幸)をはじめとする翻訳陣もあまりミステリ/犯罪小説に興味がなかった、ということだろうか。(ただ、ジェイムズ・エルロイの項目がないのを見ても、『サロン・ドット・コム』原書自体もともとミステリ小説へのフォローが薄いと思われる)

ジョン・グリシャムは前書きの文脈からすると、ミステリというより超ベストセラー作家の代表格として、たぶん揶揄されているのでしょう。