book

グレッグ・イーガン『万物理論』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488711022/oksbookcase-22/ref=nosimAmazonで予約可能になっていた。文庫で¥1,260ということは相当分厚いのか?

【波状言論】13号(7月A号)

http://pay.nifty.com/pay/servlet/pr?i=BFIN054661&pid=BFGK099789 読み逃していた13号のバックナンバーが販売されていたので、購入してみた。阿部和重+法月綸太郎+東浩紀の座談会は、突然「電車男」の話題が出てきたりするところが世間話っぽくていい。

法月綸太郎『生首に聞いてみろ』

http://www.kadokawa.co.jp/book/200000000181/index.html?select=osusume 9月27日発売予定。

アレン・カーズワイル『形見函と王妃の時計』

http://www.sankei.co.jp/news/040920/boo010.htm 青山南氏の書評。

ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』

bibid:02461568 The Fifth Head of Cerberus (1972) / 柳下毅一郎訳 / 国書刊行会 ISBN:4336045666面白く読めたし、凄い作品なのだろうと思うけれど、この手の文学的に書かれたSF小説を読むとどうも、これを遠い異星というSF的な舞台設定でやる必要はあった…

ホセ・カルロス・ソモサ『イデアの洞窟』

bibid:02463098 La caverna de las ideas (2000) / 風間賢二訳 / 文藝春秋 ISBN:4163231900古代ギリシャを舞台にした探偵小説に、翻訳者が「直感隠喩法」なる怪しい文学理論にもとづいた電波読解の脚注を書き付けていく……というメタフィクション小説。予想通…

『ユリイカ』2004年8月号: 特集「文学賞 A to Z」

『小説トリッパー』に続いて『ユリイカ』も文学賞特集。看板の記事は大森望・豊崎由美の『文学賞メッタ斬り!』コンビと島田雅彦による「Z文学賞」。対談の内容はそこそこ面白かったけれど(特に島田雅彦の発言は「一人称から三人称に転換するのは作家にとっ…

筒井康隆『富豪刑事』

新潮文庫 ISBN:4101171165大富豪の跡取りである刑事が、金に糸目をつけないスケールの大きな捜査方法で事件を解決する。いまさらながら、軽く読めて「特殊探偵」ものとして面白い作品集。冒頭に登場するのが「アルフレッド・ヒッチコックそっくり」の警視な…

『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!』

bibid:02456253 リトル・モア ISBN:4898151329三人の映画談義本。三人とも好みが似通っていて、それを他人に啓蒙しようとする気もないようなので正直なところあまり面白くない。ジョン・カーペンターとブライアン・デ・パルマを、時代錯誤だけれど愚直で愛す…

上島春彦・遠山純生『60年代アメリカ映画』

bibid:02010381 エスクァイアマガジンジャパン ISBN:4872950763『俺たちに明日はない』の1967年からニューシネマ革命がはじまった、というような史観ではなく、1960年代の10年間を射程にして、「赤狩り」映画人の復権、ヘイズコードの撤廃、暴力描写の発展な…

マーティン・ベッドフォード『復讐×復習』

ASIN:4594026095 Acts of Revision (1996) / 浜野アキオ訳 / 扶桑社ミステリー文庫 ISBN:4594026095ぼくの名はグレゴリー・リン。三十五歳。孤児で独身で四歳半のときから一人っ子。……と語りはじめるサイコ犯罪者の一人称小説で、すごい傑作とは思わないけれ…

阿部和重『映画覚書 Vol. 1』

bibid:02444056 文藝春秋 ISBN:416365920X阿部和重の映画批評集。書店で覗いてみたら、スティーヴン・ザイリアン監督の『ボビー・フィッシャーを探して』を論じているのが目に留まったので購入してみた。その『ボビー・フィッシャーを探して』評は面白かった…

『文學界』2004年7月号

たまたま図書館に行ったら貸出可能になっていたので、時期外れだけどいくつか記事を拾い読みした。阿部和重インタビュー「世界解釈としての映画批評」:映画批評集の『映画覚書 vol.1』 ISBN:416365920Xのでその話。いまなら言えるけどメル・ギブソンこそがイ…

ダフネ・デュ・モーリア『破局』

The Breaking Point (1959) / 吉田誠一訳 / 早川書房異色作家短篇集ばやりの昨今なのに、実は本家「異色作家短篇集」を読んでいなかった、ということでデュ・モーリアの巻を補完。「アリバイ」: 主人公の怪しい語り、絵画をめぐる描写がいびつで面白い。ミス…

『ミドルセックス』絶賛とトルコ包囲網

bibid:02424853ジェフリー・ユージェニデス『ミドルセックス』がhttp://bm.que.ne.jp/log/?date=20040705#p01で褒められていて、面白い小説なのにあまり読んだ感想を見かけなくて残念だなと思っていたので嬉しい。他で僕が感想を見かけたのはhttp://park8.wa…

望月諒子『神の手』

ASIN:408747691X 集英社文庫 ISBN:408747691X失踪した作家志望の女性をめぐる話。最近、国産の娯楽小説をあまり読んでいなかったせいか、書法に慣れるのが難しかった。三人称叙述でAという人物の視点なのに別のBという人物の内面が蕩々と代弁される、つまり…

ジム・トンプスン『取るに足りない殺人』(扶桑社)

『内なる殺人者』の前に発表された作品、"Nothing More Than Murder"の邦訳が出版。 http://www.fusosha.co.jp/senden/2003/042074.html 10月1日発売予定とのこと。

アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング ポルノ』(アーティストハウス)

ISBN:4048981250あの『トレインスポッティング』の続編、とのこと。

動物化する受験英語

『萌える英単語:もえたん』。バーチャルアイドルがナビゲートする英単語集らしい。 http://product.esbooks.yahoo.co.jp/product/all/top?accd=R0013541 受験生のやる気を支援……されるんだろうか。

リイ・ブラケット『非情の裁き』(扶桑社ミステリー文庫)

「密室系」の2003-09-08。それ以降の余談も面白い。 http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/what.s01.12.html リイ・ブラケットは、映画『三つ数えろ』『リオ・ブラボー』『ロング・グッドバイ』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』と、脚本家としても結構…

舞城王太郎

ところで、最初に「舞城王太郎」の名前を目にしたときに連想したのは『新青年』とかの歴史ではなく、『ジョジョの奇妙な冒険』の「空条承太郎」(『ジョジョ』第3部の主人公)だった。

煽りはスルーで

id:solar:20030920 仲俣暁生から大塚英志への反論らしい。(内容については、該当の大塚英志の文章を読んでないので何とも言えないけれど)大塚英志って過去にどんな実績のある人なのか把握していないのだけど、最近の文章をいくつか読んだかぎりでは、嫌味…

ブックファーストの「裏100選」文庫フェア

そのブックファースト渋谷店では、以下のところで紹介されている京都店のラインナップと同じ「裏100選」文庫フェアというのが陳列されていた。 http://www.hi-ho.ne.jp/one7/200309a.html#07_t0_1 「新潮文庫の100冊」がいつも同じの古典作品(『こころ』と…

ブックファースト渋谷店

昨日、渋谷を訪れたらいつも寄ることにしているブックファースト渋谷店に行ってみたら、たまたま東浩紀・佐藤友哉のサイン会(雑誌『ファウスト』創刊記念らしい)というのがやっていたので遠巻きに様子を覗いてみる。東浩紀は佐藤友哉にリアルで「ユヤタン…

佐藤哲也インタビュー(Anima Solaris)

http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/030901.shtml id:zabon:20030909より。佐藤哲也は新作『異国伝』が9/11に発売予定らしい。 http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309015794

橋本治『革命的半ズボン主義宣言』、および橋本治について

id:tud:20030907

橋本治『ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件』と保坂和志『カンバセイション・ピース』

古谷利裕氏の「偽日記」の9/3-9/5。 http://www008.upp.so-net.ne.jp/wildlife/nisenikki.html 仲俣暁生氏の反応など。 id:solar:20030908

「入試アイドルを探せ《小説編》−センター試験を騒がせた3人のプリンセス」(Excite Books)

http://media.excite.co.jp/daily/thursday/030904/p01.html ちょうどこの『TUGUMI』が出題された年に受験したんだった。結構驚いた記憶がある。

ジェフ・ニコルスン『美しい足に踏まれて』(扶桑社ミステリー)

http://www.fusosha.co.jp/senden/2003/041337.html 変な話で面白そう。作者は『食物連鎖』(早川書房)の人。『食物連鎖』は宮脇孝雄訳なので相当ひねくれた話なんだろうな、と思いながらまだ読んでいない。

「山形浩生はいかにして作られたか」 (Excite Books)

http://media.excite.co.jp/book/interview/200308/ 山形浩生のインタビュー記事。橋本治って全貌がいまひとつ見えなくてどこから手をつけるといいのかよくわからないのだけど、これを参考に読んでみようかな。橋本治の弟子筋にあたるのが、山形浩生と斎藤美…