『ザ・プレイヤー』

The Player (1992) / 監督: ロバート・アルトマン

ハリウッドの虚実を描いた業界内幕もの……かと思ったら、筋書きは普通のサスペンスだった。最後に何とか映画の話を絡めて帳尻を合わせているけれど、それまでは別にハリウッドが舞台じゃなくても成り立つような話に思える。有名人が次々と出てきて退屈はしないものの、期待したほどの面白さはなかった。

この時期の前後、『バートン・フィンク』(1991年)とか『ブロードウェイと銃弾』(1994年)とか、映画の内幕ものが多い気がする。流行っていたんだろうか。