2003-06-12から1日間の記事一覧

文学賞について(2)

文学賞の選考委員に文句をつけるのは簡単だけれど、じゃあ逆に良い選考委員、良い選評というのはどういうものか。僕が自分の読んだ「良い選評」といって思いつくのは、奥泉光の「新潮ミステリー倶楽部賞」での選評(伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』(新潮…

文学賞について(1)

ところで、日本の特に娯楽小説系の新人賞(江戸川乱歩賞など)で前から疑問だったのが、たいてい受賞作をハードカバーで出版していること。受賞作とはいえ得体の知れない新人の作家の小説を、それなりに高価なハードカバーに金を払ってまで読みたいという人…

文学賞メッタ斬り!

http://media.excite.co.jp/daily/thursday/030612/ 大森望と豊崎由美の「文学賞」談義。なかなか言いたい放題。発言中にある「舞城王太郎スター化5カ年計画」は、いまのところ着実に進行しているという気がする。ひとつ突っ込みを入れると、メフィスト賞の…