2004-01-01から1年間の記事一覧

『ムッソリーニとお茶を』

Tea with Mussolini (1999) / 監督: フランコ・ゼフィレッリマギー・スミスの演じる気位の高い老婦人とシェールの演じる大らかな女性が、それぞれイギリス人とアメリカ人を代表する。このふたりを軸にして、戦時下のフィレンツェを舞台にした人情話が展開さ…

20040713

○http://d.hatena.ne.jp/BaddieBeagle/20040713#1089691187。扶桑社ミステリーで8月刊行予定。代表作とされる "The Burnt Orange Heresy" ですね。以前『ミステリマガジン』増刊号で滝本誠氏が熱烈に褒めていて、訳されるのを楽しみにしていた作品なので期待…

『ヘルハウス』

ASIN:B0002E4F5A The Legend of Hell House (1973) / 監督: ジョン・ハフ原作・脚本がリチャード・マシスンなので期待して見たのだけれど、ごく普通の幽霊屋敷ホラーに思えた。まあ、後発の作品に模倣されすぎたというのはあるのかもしれない。科学者と霊媒…

『文學界』2004年7月号

たまたま図書館に行ったら貸出可能になっていたので、時期外れだけどいくつか記事を拾い読みした。阿部和重インタビュー「世界解釈としての映画批評」:映画批評集の『映画覚書 vol.1』 ISBN:416365920Xのでその話。いまなら言えるけどメル・ギブソンこそがイ…

20040710

○http://www.movabletype.jp/archives/2004/07/movable_type_30_1.htmlが出たので導入してみた。○http://bm.que.ne.jp/review/?%A5%A4%A5%D9%A5%F3%A5%C8%2F%B0%A4%C9%F4%CF%C2%BD%C5%A1%DC%C0%C4%BB%B3%BF%BF%BC%A3%A5%C8%A1%BC%A5%AF%A5%B7%A5%E7%A1%BC%A1…

20040708

○http://www.excite.co.jp/book/news/story/?channel=0002&code=00021089261168 両賞合わせて候補作は伊坂幸太郎『チルドレン』しか読んでいなかった。まあそんなもんか。○http://d.hatena.ne.jp/hibiky/20040708#p3 ハスミン派の論者が仲間内にしか通じない…

ダフネ・デュ・モーリア『破局』

The Breaking Point (1959) / 吉田誠一訳 / 早川書房異色作家短篇集ばやりの昨今なのに、実は本家「異色作家短篇集」を読んでいなかった、ということでデュ・モーリアの巻を補完。「アリバイ」: 主人公の怪しい語り、絵画をめぐる描写がいびつで面白い。ミス…

『ミドルセックス』絶賛とトルコ包囲網

bibid:02424853ジェフリー・ユージェニデス『ミドルセックス』がhttp://bm.que.ne.jp/log/?date=20040705#p01で褒められていて、面白い小説なのにあまり読んだ感想を見かけなくて残念だなと思っていたので嬉しい。他で僕が感想を見かけたのはhttp://park8.wa…

望月諒子『神の手』

ASIN:408747691X 集英社文庫 ISBN:408747691X失踪した作家志望の女性をめぐる話。最近、国産の娯楽小説をあまり読んでいなかったせいか、書法に慣れるのが難しかった。三人称叙述でAという人物の視点なのに別のBという人物の内面が蕩々と代弁される、つまり…

『スパイダーマン2』

Spider-Man 2 (2004) / 監督: サム・ライミ前作でヒーロー誕生を描いた『スパイダーマン』第二幕は、「ヒーローはつらいよ」篇。手堅くまとまっていると思うけれど、ヒーローとしての悩み、敵の出現、人命救助、すべて前作で設定した枠の範囲内に見えるので…

大場つぐみ・小畑健『Death Note』(1-2巻)

bibid:02422307集英社 / 1巻 ISBN:4088736214 / 2巻 ISBN:4088736311『少年ジャンプ』連載の知的ゲーム系バトル漫画らしいと聞いて、かつての『ジョジョ』ファンとしては目を通さないといけないかと思って読んでみたら、これは面白い。まず何がすごいといっ…

今月のNHK-BS2映画ラインナップ

http://www.nhk.or.jp/bs/guide/g_movie_bs2.htmlを見ると、今月のBS2は個人的にチェックしたい番組が多い。 『監督ロバート・アルトマンのすべて』 ウディ・アレン監督:『ハンナとその姉妹』『インテリア』『カイロの紫のバラ』 『ウディ・アレン 映画と人…